推しの胸が小さい。

そうなんです。僕の推しは代々胸が小さいんです。

 

なんで?と聞かれたらたいてい「貧乳のほうが好きだから」と答える。

そしてたいてい女性から怒られる。

「それさ、男で言うと巨乳=巨根なんだよ、女の子に短小なところが好きって言われても全然嬉しくないしむしろ傷つくでしょ、世の男たちはそうやって女性からの好感度稼ごうとするけど全然逆効果だしうれしいとかこれっぽっちも思わないからそんな風に軽々しく貧乳が好きみたいなことを口にしないでほしい」といった内容のことを叩きつけられます。すいませんでした。

 

そうは言っても、僕が巨乳よりも貧乳の女性を好む傾向にあるのは事実なので、

一体どういう理論で貧乳ばっかり選んでしまうのか、ちょっと考えてみようと思います。

読む価値のある文ではありません。寝つけないときにでも読んでください。 

 

 

よく「貧乳であることをコンプレックスにしていて恥じらうさまが愛おしい」

などという理由で貧乳の女性が好きだとのたまう男性もいますが、

それでは静止画を見ても胸の薄い女性を美しいと思うことに説明がつきません。

きっと他に理由があるはずです。

 

そもそもなぜ巨乳がありがたがられるのか。

答えはたぶんそんなに多くはないでしょう。

というか、性欲を刺激されるからという理由以外にあるのだろうか。

胸はいわば母性の象徴であり、女性であることのひとつのアイデンティティーでもあります。

特殊な性癖(とも言えない時代になったのか)をお持ちの方でもなければ、

異性の推しに同性的な魅力を感じて推している人は少ないでしょう。たぶん。

そういう点で、推しの女性らしさを最もわかりやすく感じることができるパーツ、

それが胸なのです。そうか、そりゃ大きいほうがいいな。

 

ところで僕は”巨乳=巨根”説よりも、”巨乳=マッチョ”説を提唱したい。①服を着た状態でもわかる点、②肉付きと性的魅力は比例する点、③マッチョよりガリのほうが好きだという女性も一定数いる点を考慮すればそこそこの説得力が

 

 

ところで、僕のアイドルに対する考え方のお話なのですが、

推しがどんなに理想的で魅力的な女性だとしても、恋人になろうと努力しようとは思わないし、

その子の楽しそうな姿が定期的に見られたらそれだけで幸せを感じるのです。

あわよくばどこかですれ違いたいし、かといって声をかけられる自信はないし、

そうです。これは初恋のそれです。アイドルとは初恋の人なのです。(迫真)

 

 

そしてここが肝要なのですが、

初恋の人に対して、具体的な性的感情を抱いたことはありますか?

僕はありません。あった方は回れ右です。

 

初恋といういわば神聖なものにおいて、性欲とは不純なものであり、

逆に性的欲求を感じる場合は、それは本当の愛情ではないという思考があったのではないかと、

つまり、巨乳という性的欲求にストレートに訴えかけてくるものを避け、

不純なものが媒介せず、純粋に愛情の質量を計ることのできるものを

無意識に選んでいるのだ、というひねくれた理屈があったのではないかと考えられます。

 

 

要するに、胸自体に魅力を感じているのではないということです。

そんなばかな。

 

 

 

 

まああとは形とかそういうやつじゃないかな。垂れてるのとかいやだし。

何事も大きければいいってもんじゃないでしょ。そういうことだよたぶん。

もういいでしょ。

 

 

 

でもこれだけは言わせてください。

 

僕だって推しのグラビア見てキャッキャしたい。推しの谷間に沸きたい。

「意外とスタイルいいじゃん...ふーん...」って他のヲタクが言ってるのを見て

脇でほくそ笑んでいたい。そうでしょそうでしょーって心の中で言いたい。

 

 

だからがんばり組にチャンスを。貧乳に希望を。くちびるに歌を