直射日光

ブログを更新するたびに冒頭が「お久しぶりです」になっている気がする。シンプルに仕事が忙しくて書く時間がなかったとか、書くことがなかったりとか、書くことがあってもペンが乗らないからやっぱやーめたとか、やんごとない事情がたくさんあったのですが、これは推しメンへのお手紙と一緒で、きっかけがあっても時間がなければ書けないし、時間ができた頃にはきっかけはきっかけでなくなっていて、何が言いたいかというとつまりめちゃくちゃ筆不精なんですね。キーボードをぱちぱちやるこのご時世に筆不精という表現が正しいかという話になりますが、電話としてよりそれ以外の用途で使っていることのほうが多い携帯電話を電話といまだに呼んでいるようなものでしょう。違うか。

そんな僕が今回なぜ更新する気になったかというと、それはどうしても書きたいことができたわけで、けして時間があるわけではないのになぜどうしても書きたいかというと、ひとつは推しメンに手紙を書くモチベーションを保つために記憶を記録にしておこうという目論見があって、もうひとつは単に自慢したいからです。こっちがメインです。

 

9/22(土)、『西日本豪雨災害支援活動 「がんばろう!瀬戸内」STU48 チャリティコンサートツアー』が福岡国際会議場で開催され、昼公演と夜公演の両方に入ってきたわけなのですが、福岡国際会議場でオタ活をするのは2014年『不器用太陽』チームKIIの個別握手会以来、実に4年ぶり2度目ということでした。卒業を控えていたゆっことモコさんが参加する最後の握手会で、古柳が暇すぎて受付時間中なのに紙飛行機を飛ばしていた神回。個人的な話でいうと人生で初めて参加した握手会であり、今も仲良くしてもらってる何人かのフォロワーさんたちと初めて会った日であり、内山命さんを推すと決めた日でもありました。いま調べてみたら奇しくも2014年9月21日だったようで、ほぼ丸4年ということになります。カルマを感じますね。

昔話をするつもりはないので話を戻します。昼公演はP列、座席表では3階部分にあたるエリアの最前列だったのですが、サンパレスのような会場を想像していたらとんでもない、キャパ1000人の小さいホールだったので、普通に表情まで肉眼で見える距離でした。とはいえ全体としてみると凡席もいいとこなのでちょっとがっかりしていたら、夜公演がB列、つまり2列目を引くファインプレー! まあキャパを考えると8分の1くらいの確率で3列目以内には入れたのですが。というかそのキャパでよく昼夜両方当選したな。倍率どないなっとんねん。

セトリとか覚えるの超苦手なので頭から一個一個丁寧に振り返るのとかできないんですけど、推しメンであるところの今村美月さんがセンターになった『12秒』とか、推しメンが初めてもらったユニット曲『誰かがいつか 好きだと言ってくれる日まで』の推しメンのかわいすぎるおしりフリフリとか、とにかくずっと推しメンを観てました。推しメンを見すぎて、というか完全に見とれていたのでコールもそこそこにニヤニヤニコニコしながらずっと推しメンを目で追うだけの菩薩地蔵と化しておりました。全体が見えるちょうどいい距離の席だったので、『ペダルと車輪と来た道と』で推しメン越しの2推しメンという素晴らしい景色が見えたし、十分楽しんだのに夜公演どうなっちゃうの!?って感じでした。

それで昼公演のお見送りのときにちょっと事件が起きちゃったんですけど、っていうかその前にお見送りってどうするのが正解なんですかねアレ。推しメンとか好きなメンバーには話しかけたりはしますけども、それ以外のまあ別に嫌いってわけでもないし割と好きだけどぐらいのメンバーだと、歩くスピードを遅らせてまで話すこともないし、かといって素通りするわけにもいかないので、推しメンに声かけた後は大体ずっと手を振ってるんですけど、天皇か!つって。アイドルのほうが尊いのにお前は天皇か!つって。「ありがと~」って言いながら引きつった笑みを浮かべて手を振りながら通り過ぎていくのめっちゃダサいとおもうので、模範解答が知りたいです。誰か教えてくださいマジで。

で、お見送りのときなんですけど、『心のプラカード』の撮影タイムで近くにきたときサイリウムアピールしたらレスもらえたので、ワンチャン覚えてるかもしれんと思って話しかけたら「あー!鼻筋さん!」って言われました。頭の中が!と?とwで埋め尽くされてしまって、どんなふうに会話を終わらせたか全然記憶にない。というのも、推しメンに実際に会ったのは3月25日のせとうちめぐり(いわゆる全握)だけ、ほぼちょうど半年前に一日何回かループしただけで、それ以降は仕事やらなんやらでshowroomもまとに見れずという状況だったので、顔に見おぼえくらいはあっても名前までちゃんと覚えてもらえてると思ってなくて、全くの不意打ちに面食らってしまったのであります。もともとshowroomで名前は覚えられてたとはいえ、他にも大勢いるなかで半年前に一日だけ会った人の名前と顔なんて一致させられます? 俺なんて毎日会ってるパートのおばちゃんどもの顔と名前まったく一致しないんですけど。推しメンすごい。推しメンえらい。推しメンかしこい。アイドルの天才だ、きみは。

そんでもって、完全にウッキウキの状態で買ったチェキつきリストバンドで、まさかの推しメンのチェキを一本釣りするというミラクル。まあリストバンドの色が県ごとに分かれていたので実際は案外当たりやすかったりしたのかなとも思いますが、浮かれたおしてる鼻筋さん、ご覧の通り超恥ずかしいツイートしたりしていますね。

推しメンの浴衣姿がかわいいんだなまた。
本当はどうでもいい私物の写真を載せるという体で自分のふとももをアピールしているメンヘラツイッタラーみたいな撮り方をしてしまっている点からも浮かれっぷりが伺えますね。公演と公演の合間に少しだけ配信してたshowroomで「覚えてもらえてたの謎なんだけど」って聞いたら「だって天才だから」って言われて推しメンかわいいかよ~~~ってなってました。ちょろすぎ。

何が嬉しかったって、住んでる場所が場所なのでアイドル現場なんて半年に一、二回いければいいほうで、仲良くなりたいとか認知もらおうとか最初から考えてなくて、まああわよくば「この人見おぼえあるな~」くらいに思ってもらえたらいいかなとは思ってはいたけれども、基本的にベクトルは自分から推しにしか向かないものだと思っていたので、だからこそ余計に嬉しかったです。棚から霹靂。晴天のぼたもち。認知求めて通っちゃう人の気持ちがわかる。推しの認知は麻薬。

めちゃくちゃ浮ついた気持ちで夜公演に向かったのですが、夜も夜でほぼ菩薩地蔵と化しておりまして、至近距離で踊る推しメンをひたすら目で追うだけのヤバいやつでした。推しメンのコールはちゃんとしましたけどね! 

それで気づいたんですけど、推しメンだけ見てたら推しメンも案外見てくれているもので、さっきの今だからというのもあってか、2曲に1回くらい、目が合うたびに微笑んでくれてもう多幸感なんてもんじゃなかった。木漏れ日レス提唱者ですがあれは完全に直射日光。直視したら目が潰れる。ステージ上での立ち位置が自分と反対側になることが多くて胸鎖乳突筋が悲鳴を上げていたけどそれどころじゃない。「自分は目の前の推ししか見ていないし、目の前の推しは自分の存在に気付いてくれている」という構図、日常的に在宅を拠点としているオタクにとってこんなに嬉しいことはないです。さすがは向井地美音さんのオタクだ、推しメン。

極めつけは撮影タイムの『心のプラカード』、メンバーが通路を練り歩くほぼ恒例の時間のようですね。電池切れで死にそうなスマホを掲げ、餌をほしがる池の鯉のように推しメン来てくれ~来てくれ~とやっていたのですが、運悪くものの見事に近くを通らず。近くにすら来ず。まあさんざん良い思いをしているのにこれ以上なんてあろうもんなら、辻褄合わせで帰り道に車に轢かれちまうぞと諦めてスマホを片付けていたら、反対側の階段からステージに帰ってきた推しメンと目が合って、こっちを見て(ごめんね)と言った。たぶん言った。絶対言った。言葉を聞いたわけじゃないのに絶対にそう言ったんだという謎の確信。オタク人生の一生分くらい救われたのでもはや勘違いでもいいです。オタクでよかった、一般ピーポーだったらごめんねでこんなに喜ぶことなんてなかったんじゃないか。ありがとう推しメン。愛してるぞ推しメン。

そんなわけで過去最高に浮かれちまった鼻筋さん、お見送りで手紙を出すことを宣言してしまったもんだからさあ大変。閑散期とは名ばかりの残業三昧の合間を縫ってラブのレターを書かなくては。GWくらいに買ったはずの推しメンへのプレゼントが繁忙期の間中ずっと家でお留守番をしていたので、そいつと合わせて贈らねばならぬ。きっかけをきっかけとして維持しておくための備忘録。それがこのブログです。

前の全握で「推し甲斐ありすぎて楽しい」と伝えたような覚えがあるのですが、こちらの予想をはるかに上回ってきてくれた。ほとんどギブできてないのにこんなにリターンもらっちゃっていいのか。コスパ良すぎるぞ推しメン。ニトリかよ。

そんなわけで今めちゃくちゃ推しメンに会いたい。ガチ恋とは似て非なる感じ、アイドルとしての推しメンに一人のオタクとして会いに行きたい、今まさにパラダイムシフトの真っ最中。オタ活が繁忙期に入りそうなので社会活動休止してもいいですか。
よしじゃあ会いにいくか、と思ってはみたものの劇場がないので公演がない。シングル発売も延期されたので握手もない。次がいつ来るか待ってるうちに次の繁忙期がやってくる。
クソが!!!!!!!!

劇場ができるより推しメンを口寄せで召喚できるようになるほうが早いかもしれない。山なら周りに飽きるほどあるので修行でも始めます。
来週あたり誰か僕に「推しメンにちゃんと手紙書いた?」ってリマインドしてください。
では。