ひとりリクアワ2018~1日目~

どうもどうも。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
去年は秋からの閑散期でenjoyする予定でしたが、大本命だった瀬戸内2ndが豪雨災害でリリース延期、結局3月のせとうちめぐりと9月の福岡コンだけの不完全燃焼な1年となりました。今年は2月頭のハロコン、中旬の瀬戸内個別、4月の瀬戸内全握という予定が立っているので、繁忙期終わったらさらに2,3現場行けたらいいかなーというつもりでおります。

いまさらですが職場の同期や高校時代の友人の数人にオタバレした(意図的)んですけど、同期女子に案外理解があって助かりました。一人はジャニオタだったし、もう一人は普通に乃木坂メンバー知ってたし。やっぱ乃木坂すごいわ。高校時代の友人のほうは、バラしたら2月のハロコン福岡に誘われ、チケットもしっかり当ててもらいました。卍友情とゎ宝卍

 

というわけで、毎度おなじみ一人リクアワの季節です。まだ2回目ですけど。2018年にリリースされた4648の曲のなかで好きだった曲を紹介しますよーというやつです。曲がいい音がいい詞がいい、というところが主な評価ポイントで、歌唱メンバーがエモい、リリース背景がエモい、PVがいい、みたいな音楽的要素から外れたところは極力考えないようにしています。ライブで聴くといいみたいなやつはそこそこ加味してる感じです。

 
コード理論の勉強をしてちゃんと真面目に分析とかしようと思ったんですが、めちゃくちゃ難しくてさっさと断念しました。すみません。
今年は去年よりも良曲が多い印象で、特に上半期はどこのグループの曲もよかったので今年やべえな!?と思ってたら、下半期は「素晴らしいイントロからクソみたいな歌詞」みたいなパターンが結構あったりして、さすがの大先生も涸れたか、涸れたな、などと思ったりしていました。今年のリリース曲は160曲、単純計算にして2.3日に一曲。去年は180曲だったので少なくはなっていますが、それでもヤバい。このペースでちゃんと形になったものをコンスタントに出せる時点で全然涸れてない。御見逸れしました。でもクソみたいな歌詞のことを許したわけじゃないよ。

ちなみに、去年のトップ10はこんな感じでした。
1位 危なっかしい計画 - 欅坂46
2位 法定速度と優越感 - AKB48 U-17選抜
3位 サササ サイコー - NMB48
4位 予想外のストーリー - AKB48 ボーカル選抜
5位 風に吹かれても - 欅坂46
6位 野蛮な求愛 - AKB48 ダンス選抜
7位 風船は生きている - 乃木坂46
8位 意外BREAK - 乃木坂46
9位 君が扇いでくれた - 乃木坂46
10位  奇跡の流星群 - SKE48 Passion for you選抜

改めて見ると「これよりこっちのほうが上だわ」とか思ったりするんですけど、まあそれはそれで。

今年は本当に好きな曲が多くて、全曲「ここが好き!ここがクソ!」みたいな話をしたいんですけど、そんな話だれも聞いてくれないのでブログで勝手にやっちゃおうの会。さすがに全曲書くと時間がかかりすぎるので、20曲×3回くらいのペースで。暇潰し程度にどうぞ。MVがあるやつはMVを、なくてもiTunesの試聴リンクを貼っております。気になったらCD名のリンクからお求めください。では。

 

 

60位:おはようから始まる世界 - AKB48 U-19選抜2018 [NO WAY MAN type-C]


作曲・編曲:三谷秀甫
イントロはいかにも48らしい「開幕mix打ってくれ」と言わんばかりのメロディですが、実際はイントロが短すぎて普通のmixは打てないという罠。オタクの濁声を聴かなくて済む素晴らしい編曲。その後の進行も王道48曲という感じなのですが、サビの直前で転調し、サビど頭のワンフレーズが332のテンポで前のめってくる、乃木坂46のシングルですか!?という展開になるのがおもしろいと思います。サヨナラの意味とか、帰り道は~とか。乃木坂曲っぽいと話題になったセンチメンタルトレインとかもそうですね。キャッチーでとても良いと思います。あとなんかしらんけど選抜メンバーの鼻筋偏差値が高い。

 

59位:トキトキメキメキ - 乃木坂46 [シンクロニシティ type-D]


作曲・編曲:中山聡、足立優
軽快な4つ打ちとキラキラした音が爽やかなポップス。乃木坂3期生がフレッシュすぎて眩しい...トキメキを二回繰り返しただけのトキトキメキメキという謎ワードをキーワードにしてしまう大胆さ。老獪なる大先生のことだから「これでいける」という計算があったのでしょう。
「ブレザー脱いだ生徒が多くなって来た校庭で
 真っ白なシャツが眩しい オセロは白の勝ち」
のところが個人的に好きな歌詞です。休み時間に少年少女が無邪気に話しているような、子供らしい比喩もできるあたりはさすがだなあと思います。ちなみに僕は梅澤美波さんのスリットにときめいています。

 

58位:最強ツインテール - AKB48 U-16選抜 [NO WAY MAN type-D]


作曲・編曲:板垣祐介
話題沸騰中の規格外スーパーロリ矢作萌夏ちゃんをはじめ、今をときめく16歳以下のメンバーを集めたロリコン垂涎のユニット。どことなくHKT48の曲っぽい。
「僕の好きな最強ツインテール 似合いすぎてキュン死する
 なんで二つに結んだの 男たちは首ったけ」
曲もサビの歌詞もわかりやすくていいじゃんいいじゃんという感じなのですが、
「体育館の西側の階段は下級生とすれ違う唯一の場」(歌い出し)
「できることならばいつまでも君は
 ツインテールが似合う少女のままで変わらないで欲しい」(Cメロ)

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しかも選抜メンバー16人のうち2つ結びなのは6人くらい。センターすらツインテールじゃない。なんなんだ。

 

57位:Soft Serve - NGT48 新潟SHOWROOM選抜 [世界の人へ]

Soft Serve

Soft Serve

  • NGT48
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

作曲・編曲:佐々木裕
ソフトクリームって和製英語なんですね。正しくはsoft-serve ice creamと言うそうです。ソフトテニスとかの話ではないようです。「そういえば最近ソフトクリームを食べなくなったのは、自分が子供じゃなくなったからなのか」という歌詞なのですが、疾走感のあるイントロから一気に転調、停滞、からの「近頃忙しい」のリピート、この一連の流れが、無邪気さを失っていく様子をうまく表現しているのではないかなと。サビで転調し直して疾走感を取り戻す感じも大好きなのですが、このサビに出てくる”糖質制限”というワードの存在が許せない。マジで許せないのです。この詞の設定はよくある「大人になってしまった」ではなく、少年/少女時代と青春時代の狭間、「こうやって大人になっていくのだろう」という風景画のようなジュブナイル的世界観のもと構成されているので、”糖質制限”という世俗的で実用的な概念の入る余地がない。最近のJKは糖質制限だってしてるでしょという話ではないのです。絵本の童話の登場人物が防犯ブザーを携帯してたら興醒めするでしょという話です。プンプン。

 

56位:ハロウィンのカボチャが割れた - けやき坂46 [走り出す瞬間 type-A]

作曲:サトウシンゴ  編曲:佐々木裕
ひらがなけやき1期生5人からなるユニット、りまちゃんちっくの楽曲です。前回の曲『沈黙した恋人よ』とはテイストの異なるディスコティックなテクノポップといったかわいい曲で、ピコピコ鳴ったりキュルキュル鳴ったりとハロウィンパーティ感もしっかりあってよい。歌詞だけ読むとなかなか理不尽というか不条理というか、スッキリしないストーリーだけど曲がかわいいからセーフ。誰跳べを彷彿とさせるダイナミックな間奏のエレピもめちゃくちゃ好みです。推しメン(潮紗理菜ちゃんのことです)の声もハイパーかわいい。りまちゃんちっくの5人は声のバランスが良くてとても好きです。 

 

55位:仮想恋愛 - HKT48 [早送りカレンダー 劇場盤]

仮想恋愛

仮想恋愛

  • provided courtesy of iTunes

作曲:三谷秀甫  編曲:BASSICK
HKT48ドラフト2期生の3人からなるユニット。こういうキャワキャワど真ん中系テクノポップのアイドル曲、最近あんまりないような気がします。初期も初期のPerfumeとかのイメージですね。歌詞の世界観ともぴったりで素晴らしい。
”生々しい愛なんていつのまにか賞味期限切れ”なんてこまっしゃくれたことを歌っちゃう小生意気なところもかわいらしくて良い。48ファンじゃなくても刺さりそうな曲に仕上がってますね。しいて言うならイントロがちょっともたついてる感がなくもないのでエンリピにはあんまり向かないかな...?という感じです。

 

54位:あとで - NGT48 不思議キャラ選抜 [春はどこから来るのか? type-B]


作曲:バグベア  編曲:立山秋航
冒頭の”あとで とで...とで...”を聴いて「あ、ゆるふわ系の曲なんだな」と思った直後に昭和歌謡風にガラッと変わり、かと思いきや静かになり、サビは行進曲的になったりと、サーカスでも見てるかのような展開がおもしろい曲ですね。「期末テストの勉強で大変なのに、彼女がかまってかまってしてくる」というマジたまんねえシチュエーションの詞なのですが、「僕」がごめんね後にしてねと言うと悲しそうにしたり、じゃあこれが終わったら何したいか考えて待っててねと言うと楽しそうになったりと、「君」のテンションに対応して曲調が変化していくところが見事だなあと。詞で秀逸だなあと思うところは、そのコロコロ変わる「君」の描写が、一人称視点である「僕」から見た主観的な話し言葉で表現されているところです。具体的に言うと、”ごめんね今は遊んであげられない”とか”ごめんねちょっと勉強しにくいかな”と「僕」が言うと彼女は当然悲しそうにするわけですが、”悲しげな顔しないで”とか”邪魔なんて言ってないよ”のように、ナレーター視点だったり直接的な風景描写でなく「悲しそうな彼女にかける彼氏の言葉」という表現方法で、彼女側のセリフや表情を聴き手に想像させるという構造になっているので、曲に感情移入がしやすくなっているのかなあと。説明が難しいですね。要するにリアルにイチャイチャしてるような気持になれる曲ですという話です。MVは曲の内容とは全く関係ないですが、これはこれでかわいいのでオッケーです。

 

53位:こんな整列を誰がさせるのか? - けやき坂46 [走り出す瞬間 通常盤]

こんな整列を誰がさせるのか?

こんな整列を誰がさせるのか?

  • provided courtesy of iTunes

作曲:春行  編曲:APAZZI
ひらがなけやき1期生の曲。個人的には宇多田ヒカルtraveling』が思い浮かぶのですが、スタッカートの効いた行進曲チックなサビが癖になります。歌詞も団体行動を強制する教師への反感というような漢字欅が歌っていそうな詞で、曲調にぴったり合ってますね。無意味だ、嫌だと言いながらリズム通りに歌ってる様子は本当に「真人間工場」にいるかのようで、リアルで親近感のあるディストピア的な雰囲気がたまらん。ディストピア的な世界が題材になっている漢字欅の曲は他にもあるのですが、最近のシングルのような「周囲の人間との和」を乱すことがテーマになった曲よりも、「人工的に調整された機械的な和」を乱す、という近未来的な世界観のストーリーを漢字欅で観てみたいなあと思います。ひらがなの話なのにほとんど漢字の話ばかりしてしまった。

 

52位:シンクロニシティ - 乃木坂46 [シンクロニシティ]


作曲・編曲:シライシ紗トリ
イントロというかピアノリフというか、シンプルだけどオシャレでとても好き。シンコペーションがメインで、1周目は2音目、2周目はルート音が少しずつ動いてメロディを作るという、簡潔だけど大胆。からの一気にスピードに乗る感じ、たまらん。脳汁出ちゃう。歌詞は超科学的でちょっとよくわかんないですけど、悲しいときに寄り添おうとしてくれているんだなというのは伝わるので細かいことはいいんです。シングル曲なので大体でいいんです。そしてMVがめちゃくちゃ美しい。落ちサビの白石麻衣さんの微笑み→ラスサビの瞬間は分かっていても鳥肌が立ちます。それにしても”キープゴーイング(ウォウ...)”という絶望的な字面はどうにかならんかったんか。

 

51位:忘れて欲しい - 山本彩 [僕だって泣いちゃうよ type-D]

作曲:丸谷マナブ  編曲:野中”まさ”雄一
MVあるのに公式チャンネルに上がってないパターンなんてあるのか。
卒業曲は卒業するメンバーの経歴とか個性とかのバックグラウンドを知ったうえでのエモ曲という性質があるので、個人的にはあんまり好きになるタイプの曲ではないのですが、なんといってもさや姉の歌唱力。ブルージーな曲を歌わせたら48で右に出るものはいないでしょう。新しい世界に旅立つ期待感を歌ったり、仲間に感謝を伝えたり(あえて伝えなかったり)、後輩に夢を託したり、いろんな卒業曲のスタイルがありますが、この曲は「悲しみ」というより「哀愁」という言葉がしっくりくる。一人称が「僕」なのもあるでしょうが、漢の背中はこうやって送り出すもんだぜ、みたいな。難病の彼女に先立たれて病院で号泣する恋人の歌じゃなく、好きな人の幸せのために身を引く男の歌。みたいな。伝わるかな。伝わんねえなこれ。

 

50位:誰かの耳 - SKE48 team KII [いきなりパンチライン type-C]


作曲・編曲:BASEMINT
リフが神。マジで神。イントロ部門だとトップ3に入るかってぐらい好き。歌詞もけっこう良くて、”王様の耳はロバの耳だ”っていう捨て台詞はかなりかっこいい。のですが。Bメロからサビにかけての超絶早口詰込み歌詞がめちゃくちゃもったいない。Bメロの”火のない噂が煙を立ててる”のところのような、全く同じメロディをほぼ同じ旋律で矢継ぎ早に繰り返すやつ、申し訳ないのですが何が良いのかさっぱりわかりません。ぱっと思いつくやつで言うと同じくSKE48の『愛の喪明け』サビ直前のところとか。シンプルにうるさいんですよね。サビも似たような理由なんですが、詰め込みすぎで気持ちよくリズムに乗れない。サビ裏のリフがかき消えて台無しになっているという何とも残念な感じに。本当にもったいない。ちなみに衣装の片手手袋の感じはめちゃくちゃ好みです。真っ白な衣装に真っ赤なワンポイントがとても綺麗。しかしサビ最初のうにょ~んとした動きは実際の振付なのだろうか。早口なメロディと合ってないような...。そのあとの振付は普通にかっこいいのに。全体的にもったいないポイントが多い曲という感想です。いやでもリフと衣装は本当にめっちゃ好きなんです。

 

49位:新しいチャイム - AKB48 teamB [Teacher Teacher type-C]

作曲:山田智和  編曲:若田部誠
多幸感がすごい。聴いてたらそこらへんにシャボン玉が見える。
「好きな人ができたんだ たったそれだけのことなのに
 この胸はなぜこんなにワクワクするのだろう」
「今日もまた会いたいよ 誰でも持ってる感情は
 生きる意味と感謝をきゅんと教えてくれる」
ここの歌詞がすごく好きなんですけど、まあ当たり前のこと言ってるだけのようなんですけど、特に学生時代とか、恋してると朝の登校時間、昼休み、放課後の部活、下校、いろんなタイミングで「会えるかもしれない」「話せるかもしれない」と思って、一日一日の時間を意識するようになると思うんですよね。現実にはチャイムの音はずっと変わらないのに、恋をするだけでただの時報が急にドキドキする音に聴こえてくる、みたいな。これを還暦のオッサンが書いてるのマジですごい。曲としてはサビ真ん中らへんの”廊下 校庭 階段 屋上 体育館”のところが好きで、学校の風景をぽんぽんぽんと出すことで聴き手の青春時代の記憶を引き出してくる感じがします。同じメロディで矢継ぎ早に、という点ではさっきの『誰かの耳』と同じなのですが、こちらはそこが効いているなあと思います。MVも綺麗で多幸感たっぷり。死ぬなら最期はあそこで死にたい。

 

48位:キレイになりたい - けやき坂46 [走り出す瞬間 type-B]

キレイになりたい

キレイになりたい

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作曲・編曲:石井健太郎
ひらがなけやき小坂菜緒丹生明里、渡邊美穂の3人によるユニット。ユニット名はありません(たぶん)。哀愁漂う昭和風メロディがツボです。間奏のギターもセクシーで良い。ここがめちゃくちゃ好き!!っていうポイントがあるわけではないんですが、余計な転調もなく、全体的に綺麗にまとまっていて完成度が高いのですごく好きな曲です。でもパヒュームじゃなくてパフュームだろと言いたい。

 

47位:ひらがなで恋したい - けやき坂46 [走り出す瞬間 通常盤]

ひらがなで恋したい

ひらがなで恋したい

  • provided courtesy of iTunes

作曲・編曲:ふるっぺ
せっかくひらがなけやきなんだから、ひらがなをキーワードに曲作ろうぜ!的な感じでしょうか。タイトル見たときはどんな曲なのかと思いましたが、そのあたりはさすがの秋元先生という感じです。イントロのカッティングの効いたリフも良いし、サビ頭のウィンドチャイムも多幸感あって好きです。キャッチーなサビも相まって、ひらがなけやきの代名詞「ハッピーオーラ」に一番近い曲なのかなあと思います。一番最後の謎フレーズ「がながなひらがながな~♪」が好きすぎる。ぜひライブで見てみたい曲です。

 

46位:Position - AKB48 若手選抜 [ジャーバージャ type-D,E]


作曲・編曲:青木康平
悲しげな雰囲気のEDM。ブレイクからのサビの”神よ”がシビれます。後半の叫んでるようなメロディもかっこいい。「Hey」の使い方も個人的にかなり好みです。かっこいいダンス曲は飽和状態なので影が薄くなりがちですが、ゴリゴリな感じではなく悲しそう・つらそうな雰囲気なので、気分が落ちてても疲れてても聴けて、少しだけ自分のテンポを上げられるので結構聴いてました。それにしても希望しかない顔ぶれですね...。

 

45位:Whatcha Gonna Do - NGT48 セクシー6選抜 [春はどこから来るのか? type-C]


作曲:you-me、APAZZI  編曲:APAZZI、you-me
NGT48の年長メンバー6人のユニット。こちらも悲しい雰囲気のピアノ系トランス。サビに入った途端シンセの音がスッと消えるところが、感情を殺してるように聴こえてぞくっとします。2番Bメロやアウトロで心臓の鼓動のような音がサンプリングされていたりと、無機質に聴こえて静かな生命力を感じる演出がとても良いです。安定のAPAZZIさん。MVもめちゃくちゃ良い。宮島亜弥さんの卒業、惜しすぎるな。

 

44位:涙の表面張力 - AKB48 [僕たちは、あの日の夜明けを知っている type-A]

涙の表面張力

涙の表面張力

  • provided courtesy of iTunes

作曲:山田智和、編曲:芥田貴弘
岡田奈々向井地美音小嶋真子高橋朱里の4人のユニット。のっけから歌唱力がヤバい。 とにかくかっこよすぎてヤバい。Cytusファンにぶっ刺さる音作りなのもたまらん。コール入れやすそうだし相当盛り上がりそう。これ特に解説する必要ないくらいかっこよくない?
ちなみに、「涙があふれそう」と「表面張力」を結び付けた詞としてはつばきファクトリーの『表面張力 ~Surface Tension~』が連想されますが、イントロのベースが最高なのでよかったら聴いてね。

 

43位:アンビバレント - 欅坂46 [アンビバレント]


作曲・編曲:浦島健太、TETTA
ローファイからだんだんクリアになってくるイントロがもうシビれる。流れるようなラップのバース、ブレイク的なブリッジを挟んで転調、からのサビの質量がすごい。まだライブで聴いたことはないですけど、間奏手前のコール&レスポンス的なところ、絶対楽しいからひらがなのおたくだけどライブ行きたい。作曲・編曲の浦島健太さん、TETTAさんは46/48に楽曲提供するのは初だそうですね。次回作もめちゃめちゃ期待してます。歌詞は、テーマとしては従来の「欅坂の主人公」と同じなのですが、周りに追従して自分の意見を曲げるくらいなら和を乱してやるという、痛々しくて青臭かった「欅坂の主人公」が、「誰にも依存せず生きていきたいが、一人きりで生きていくことなんてできない」「正しく生きていたらマトモに生きていけない」という二律背反にぶち当たって葛藤していて、「あ、成長している」と思いました(誰目線)。今やっと高校生くらいかな。俺のストライクゾーンまであと4年くらい。すくすく育てよ、欅坂。

 

 42位:ひまわりのない世界 - Fortune cherry [ひまわりのない世界]

作曲:星圭介  編曲:シライシ紗トリ
2018年じゃんけん大会で優勝した多田京加さん、松田祐実さんのユニット。ギターが初期のスピッツを思わせる音ですごく好きです。同じ歌詞を追いかける構造になっていて、低音のリードと高音のフォローが独特の雰囲気を作ってます。そしてリードのほうがとにかく低い。初めて聴いたとき普通にビビった。高音は訓練すればある程度出せるようになるけど、低音はほぼほぼ才能と聞いたことがあります。
「ひまわりのない世界へ行こう
 どんな綺麗な風景だって君が見えなきゃ意味がないんだ」
希望の象徴のような向日葵をこんな風に扱ってしまうあたりはさすがにセンス良いなあと思います。「深層心理」の歌い方もすごく好き。MVも曲に合ったノスタルジックな感じでとてもエモい。松田祐実さん活動辞退が残念過ぎる...君が見えなきゃ意味がないんだよ...。

 

 

41位:空扉 - 乃木坂46 [ジコチューで行こう!]


作曲:FURUTA、Dr.Lilcom  編曲:Dr.Lilcom
のっけから期待感しかないストリングス。展開としては全体的に乃木坂っぽく仕上がってますね。この”乃木坂っぽさ”を解明したいのですが、理論の勉強をぶん投げたのでできません。サビの直前で転調するのも最早定番となってますし、そのためにイントロ→Aメロでがくっと落ち込む感じになるのがもったいなくはあるのですが、それを補って余りあるサビの浮遊感。高音の伸びが天才的。「あれ、俺もしかして...飛んでる?」と錯覚するほど気持ち良い。これがシングルでも何の疑いもないくらい良い曲。衣装もめちゃくちゃかわいいし、そのめちゃくちゃかわいい衣装を着てる梅澤美波さんは神羅万象随一のかわいさ。最高。

 

 

というわけで60位-41位までの20曲でした。仕事終えてから書いて寝て...とやっていたら普通に1週間近くかかりましたね。20曲×3などと強気に出てしまったことを後悔しつつありますが、乗りかかった船、始めたからには1年かけてでも終わらせましょう。本当に乗りたい船は1年以上かけても完成すらしておりませんが。