ひとりリクアワ2018~3日目~

さてさていよいよトップ20。去年は1位がMVなしの試聴リンクのみというモヤつく感じのやつでしたが、今年はどうなるかな。まあどうせあれだろうなと思われてそうな気もします。

20位:ある日、ふいに… - AKB48 フューチャーガールズ [センチメンタルトレイン type-B]


作曲・編曲:藤谷一郎

 ポップでカワイイTHEアイドル楽曲という感じなのですが、この曲の何が好きかってストリングスの使い方。聴いていただければわかると思うのですが、バイオリン系の音の存在感がすごい。隙あらばキュルキュル。耳障りじゃないギリギリ心地いいラインでキュンキュン跳ねる。このキュン↗の上がり方が、そのまんま恋のキュン↗って感じがします。しません?しませんか。そうですか。軽快なディスコビート、ピアノベースの伴奏、そしてキュンキュンバイオリン。聴いてたらなんかいいことありそうな気がする。曲がり角で食パンとぶつかれそうな気がする。唐突に不穏になる間奏はちょっと椎名林檎っぽくて好きです。MVも映えそうなスタジオで撮っててカワイイ。一番好きなシーンは「風船をめっちゃつけたのに飛ばない牛をひっぱたく渋谷凪咲さん」です。1'44"くらいのところです。よろしくご査収ください。

 

  

19位:夜明けのコヨーテ - サガミチェーン選抜 [無意識の色 type-B]


作曲・編曲:K-WONDER、SAS3
アコギ、コンガがメインの澄みわたった綺麗な音の中に、アフロな遠吠えやら雄叫びやら謎の鳴き声やらがサンプリングされた個性強めの一曲。アレンジの仕方としては乃木坂46『人間という楽器』に通じるものがなくもない。生命力というか、独特の力強さを感じます。音の綺麗さももちろん大好きなんですが、歌詞の表現の仕方もすごく好きです。「孤独が散らかったアスファルト」「遠くに聴こえているサイレン」のあたり、ジャングルにアスファルトもサイレンも存在しないし、直接的な結び付けがされているわけでもないのに、なんとなくイメージを共有できるというか。聴き手への委ね方が雑なのに気にならない。すごい。ちなみにコヨーテは、基本的に単独かペア、生息環境によっては群れでも行動する動物で、環境への適応性が高い動物(らしい)。野生のイヌ科の動物の中では唯一つねに遠吠えをする(らしい)。秋元センセはそのあたりの生態なんかを都会で生きる人間になぞらえてコヨーテをチョイスしたんでしょうが、残念、コヨーテはジャングルには生息していませんでした。オッオー。

 

18位:夢力 - CGB41 [夢力]

夢力

夢力

  • CGB41
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

作曲・編曲:鶴崎輝一
クリーム玄米ブランとの唐突なタイアップで誕生したSTU48内のユニット、CGB41の楽曲。CGBはお察しの通りクリーム玄米ブランの略です。41は知らん。爽やかな青春ロック系の曲で、パワーコードのキャッチーなリフとサビのコーラスが印象的です。Aメロのアルペジオ、Bメロのコード進行、どっちもすごく良い味を出してて好き。基礎的なテクニックがしっかり入ってるからバンド入門曲として教材になりそう。”僕らはここからがすごいぞ”っていう歌詞、すごくシンプルな言葉なのに、根拠のない自信が頼もしい。だからそのあとCメロで落ちちゃうのがすごくもったいない…一旦間奏挟んでほしかった…1番Bメロで推しメンの声がめっちゃするのと、CMでもちらっと見えるカクカクダンスが超かわいい。歌詞もメロディもシンプルな分サビのWOW…の疾走感が際立っている感じがしますね。メープル・ナッツ&グラノーラちゃんが世界で一番かわいいよ!!

 

17位:サンダルじゃできない恋 - AKB48 アンダーガールズ [センチメンタルトレイン]


作曲・編曲:Atelier Ladybird
ラテン色強めのボサノバジャズ。謎の水音。超おしゃれ。音も歌詞もエロい。誰がどう聴いてもおしゃれでしょこんなん。『サンダルじゃできない恋』ってもうこれだけで全部表現してるワードですよね。”日灼けしても似合わないような彼らしい大人”とか”他人に話せるような夜を過ごしたい”とか”口紅の色も変えましょう”とか、言葉選びが秀逸すぎる。捨てるところがない。歌詞がエコ。エコかつエロ。もう何言ってるかわかりませんね。

 

16位:Teacher Teacher - AKB48 [Teacher Teacher]


作曲:日向佑斗、早川博隆、Belex 編曲:Belex、早川博隆
ゴリゴリのEDM。今まで聴いた48楽曲の中でいちばんEDMとしてのクオリティが高いかもしれない。K-POPみたいという声も聴きますが、まあアジア系のポップスでEDMがいちばん浸透してるのは韓国ですし。アイドルソングかロックバンドかのほぼ二択の日本はむしろ遅れてるほうかも。しらんけど。サビが二段構えになっていて、二周目でぐっと音が増えるところがめちゃアガります。編曲のBelexさんと早川博隆さんは、みなさんご存知DA PUMP『U.S.A』のカップリング『All 2 You』も二人で編曲されているという謎の縁。MVもおみあしがセクシーで良いのですが、どっかの栄の曲もそうでしたが、曲が良くてもMVが良くてもぐるぐる回ると酔っちゃうので本当にやめてください。歌詞は『Dear my teacher』とか『ディスコ保健室』みたいな、不埒で破廉恥なやつです。割と好きです。おれのさとちゃんにこんなこと歌わせるんじゃない!

 

15位:自分じゃない感じ - 乃木坂46 [ジコチューで行こう! type-B]

自分じゃない感じ

自分じゃない感じ

  • provided courtesy of iTunes

作曲・編曲:ツキダタダシ
乃木坂46 3期生の楽曲。脱力系ネオ・シティポップといったところでしょうか。無気力な現代っ子という感じの歌詞が心地良い。動きたくないけどそろそろやるかー、ってときによく聴いています。右耳でほぼずっと鳴っているミュートの効いたギターリフと、左耳から流れるカッティングの効いたギターの没入感がすごい。Hey!やらHo!やらの独特の気の抜け方も良い。聴いてて疲れない、気持ち良い音だらけで構成されているところがめちゃくちゃツボです。MVほしかったな。

 

14位:Mystery Line - AKB48 [僕たちは、あの日の夜明けを知っている type-A]

Mystery Line

Mystery Line

  • provided courtesy of iTunes

作曲・編曲:BASEMINT
もうイントロからくそかっこいい。いかにも48のダンスナンバーという感じですが、音のメリハリのつけかたがマジ巧み。匠。音の分厚い音楽も良いですが、音をあえてスカスカにして静寂感を強調しているような感じもかっこいいですよねー。去年の曲でいうと乃木坂46Rewindあの日』みたいな。メンバーは松井珠理奈さん(センター)、田野優花さん、白間美瑠さんというもう名前だけでかっこいいのがわかるユニット。珠理奈のハスキーがかった声で歌うサビの入りのメロディはもう反則。作編曲はBASEMINTさん。2018年から楽曲提供し始めたようで、SKE48『誰かの耳』とIZ4648『必然性』とこの曲の3曲のみ。3曲とも音楽性が高い良曲なので、ぜひ今後も楽曲提供をしていただきたい。

 

13位:耳を塞げ! - チームナイスファイト [NO WAY MAN 劇場盤]

耳を塞げ!

耳を塞げ!

  • provided courtesy of iTunes

作曲・編曲:SaSA
PRODUCE 48で落選したメンバーによるユニット。もうちょっと名前なんとかならなかったんですかね。ギミックを押し出さないシンプルな縦ノリEDMと、これまたシンプルな心強い歌詞の相性が案外良い。そのせいなのかなんなのか、なんとなく乃木坂3期生曲というか、ひらがなけやき2期生曲というか、要するに若手の曲という感じがします。こういうストレートに背筋を伸ばしてくれる曲ってたまに聴くとハマるんですよね。作・編曲はSaSAさん。過去の提供曲としては乃木坂46がメインで、『満月が消えた』『ライブ神』のほか、ぶっちぎりで評判の悪い『スカウトマン』、欅坂46の曲では『Student Dance』があります。僕は前者の2つは好きなのですが、『スカウトマン』はとにかく歌詞が酷いので好きじゃないですね。偶然か必然か、人を選ぶ曲が多い印象です。バースとコーラスの差をあまり強調せず、サビの直前や冒頭で半音を多用する傾向があるので、サビでの解放感を求めるアイドルソングとしてはあんまりウケが良くなかったりするのでしょうか。難しいところですね。

 

12位:四字熟語ガールズ - NMB48 team M [欲望者 type-B]


作曲・編曲:大塚剛毅
謎のタイトル、謎の歌詞。『ひらがなで恋したい』のアンサーソングではありません。NMB48らしい、アジアンな音も取り入れたテンション高めのポップス。ハイヤーイーヤーサーサーとか何回も出てきますが別に沖縄に関連があるわけでもなく。その歌詞のとおり「一度聴かされりゃ耳に残る」不思議な歌詞とキャッチーなメロディ。本当に四字熟語を並べただけのCメロ。ひたすら楽しい。MVではポップでガーリーなおうちでメンバーが変なダンスを踊るというこれまた不思議な世界。『恋するフォーチュンクッキー』しかり『恋』しかり『U.S.A』しかり、ここ数年で超売れた曲はだいたいヘンテコで踊りやすいダンスがセットでついてくる。つまり日本人みんな定期的に踊りたい。踊ってばかりの国日本。みんなで四字熟語ダンス、踊ろうぜ。

 

 11位:猫アレルギー - AKB48 team 4 [Teacher Teacher type-D]


作曲・編曲:板垣祐介
『猫アレルギー』を歌っている東京で活躍するアイドルがAKB48、『猫とアレルギー』のほか『東京』などを歌っているバンドがきのこ帝国です。はい。
好きな子の好きなものがどうしても苦手ってあるじゃないですか。でもできるなら好きな人と好きなものを好きになりたいし、同じ”好き”を共有したいし。猫アレルギーなのに猫好きの子を好きになっちゃって猫がいる家にお呼ばれしちゃって、どうなる、俺!?みたいな、そういう歌詞。完全にこの漫画のイメージで聴いちゃうのですが、とにかく純情っぷりがかわいい。メロディもキャッチーでさわやか。コーラスの入り方も綺麗で、聴いてるだけで眩しい。学校で制服を着てラインダンスをするMVもマジでかわいい。かわいすぎる。青春ってこんなに眩しいんですね。アイドルらしいキラキラかわいい曲と歌詞とMVということで、大好きな一曲です。

 

10位:匙を投げるな! - NMB48 team BII [欲望者 type-C]


作曲・編曲:ツキダタダシ
豪快に撫でおろすギターにロックの魂を感じる。サビに入ってたたみかけるボーカルとコーラスのノリが最高に気持ちいい。4648楽曲としてはかなりしっかりロックをやってて良い。2番に入る瞬間のアコギのエロさ。2番サビ直前のベースのエロさ。たまらん。間奏のギターソロもちゃんとロックのギターソロ。目を瞑って恍惚としながら演奏するギタリストが見える。オタクでバンドを組みたいとずっと思っているんですが、やるなら絶対この曲。最初から最後まで疾走感たっぷり、痺れます。それにしても、匙を投げるなだの、ノックをするなだの、ガラスを割れだの、耳を塞げだの、指図ばっかりしやがって。まったく。

 

9位:凍える前に - SKE48 team S [Stand by you type-A]


作曲:木下めろん、Dr.Lilcom 編曲:Dr.Lilcom
この曲も昔懐かしいシティポップ風。Aメロのフィンガースナップ、Bメロのサックスがこっそり大人な雰囲気を醸し出しててすごく好きです。サビ前で一瞬音が止まる演出も良い。2番の”門限はもう過ぎちゃったけど 遅くなった言い訳が思いつかない” ”恋人って理解し合ってるのか 思い込んでるだけなのか 結局他人ならしょうがないか”という部分がすごく好き。曲としてすごく好きだし、歌詞もストーリーも好きなんですけど、”凍死しちゃうよ”ってところが完全に浮いててマジでもったいない。超ダサい。そこだけは本当にありえない。正気を疑う。凍死はマジでないから。マジで。

 

8位:割れないシャボン玉 - けやき坂46 [走り出す瞬間 通常盤]

割れないシャボン玉

割れないシャボン玉

  • provided courtesy of iTunes

作曲:渡辺翔sasakure.UK、ふるっぺ 編曲:sasakure.UK
けやき坂46の2期生、河田陽菜、濱岸ひより、宮田愛萌の3人からなるユニット曲。キラキラピコピコテクノポップ。音作りが『GAME』のころのPerfumeっぽい。もしくはコルテモニカ。3人ともかわいい声の持ち主なので曲のフワフワとした世界観にぴったりなのですが、なんといってもサビのパート割が天才的。のびやかな高音パートの裏でラップ調の低音パート、2つのパートの絡み方が最高。サビ手前で一瞬ブレイクが入るのでサビに入る瞬間がマジで気持ちいい。過去に番組で披露する場面があってパート割が分かったのですが、サビ2周目で高音パートと低音パートが綺麗に入れ替わっていて、もう本当に最高かよと思いました。あれはマジで興奮する。どっかで探して観てみてください。観ればわかる(たぶん)

 

7位:告白の順番 - 乃木坂46 [帰り道は遠回りしたくなる type-C]


作曲・編曲:安部純
サビの入り方がエロすぎる。ボーカルの1音目の、半音の使い方。予定調和の裏切り方。エロすぎる。ディスコティックなベースとシンセの音もめちゃくちゃ好みだし、地味に良い味を出してるピアノもすき。Cメロの中期椎名林檎感もすき。全体的にもう性感帯ドンピシャみたいな感じ。サビ頭が強烈すぎて分かりづらいんだけど、もしかしてこれ転調してます...? キーが変わってないし転調してないと思うんですが、詳しいひと教えてください。「友達みたいに接してきた幼馴染を好きになってしまったけど、向こうは自分のこと友達としてしか見てくれていないかもしれない。でもこっちから告白するのはやだ」っていう内容で、歌っている四人組『女子高カルテット』にもマッチした良い歌詞なのですが、最後の最後の歌詞が「結局二人同時に告白しましたとさチャンチャン」っていう打ち切り漫画みたいな終わらせ方なので、そこだけは本当にくそ。秋元康ちゃんとして。両想いになったら恋の楽しいとこは終わりみたいなところあるけど。べつに終わらせなくていいんだから。

 

6位:もう森へ帰ろうか? - 欅坂46 [ガラスを割れ!]


作曲・編曲:河原健介
重厚なシンセの物悲しい雰囲気が印象的な、エレクトロニカ寄りのピアノハウス。四つ打ちとピアノってめちゃくちゃ相性良いよね。Bメロのサビへの繋ぎ方、Cメロの落とし方も素晴らしい。しびれる。音楽そのものもそうですが、ディストピア的な歌詞といい、MVの独特なダンスといい、WORLD ORDERが好きな人にはわりと刺さりそうな曲だと思うんですが、いかがでしょう。僕的にはめちゃくちゃツボなので、欅坂46はこういう曲をいっぱいやってほしいです。

 

5位:君は僕の風 - AKB48グループ センター試験選抜 [Teacher Teacher]


作曲:外山大輔 編曲:APAZZI
タイトルの通り、風が抜けるような疾走感が心地良い曲。この曲のギターの使い方がめちゃくちゃ好きで、Aメロ1周目のとこ、”ドキドキするんだ”のあとにギューンと入るグリス!ここ!はいここ!いま風が吹いたよ!吹き抜けたよ!バースの間はミュートしつつ、繋ぎ目でギュルギュルと持ち上がる48系シングル王道の弾き方ももちろん、Bメロにかけてハーモニクスで余韻を残しているところや、サビへの入り方まで、アイドルソングとしてのギターの使い方はもう120点くらいあるのじゃないでしょうか。ギターの使い方もそうですが、コード進行も歌詞も、これぞAKB48らしいAKB48の曲という感じで、もうこれがシングルでも全然おかしくないほどの完成度。これを歌っているのが「AKB48について誰よりも知っているメンバーの選抜」というのがもうめちゃめちゃエモいです。

 

4位:ロマンティック準備中 - AKB48 team A [Teacher Teacher type-A]

作曲・編曲:丸谷マナブ
全体の2割くらいを占めているかもしれない男声スキャットの主張が強すぎる。強すぎるんですが、歌詞も曲調もパーティな感じなので違和感がないし、むしろないと物足りない。パーラパラパパー!ヘーイヘイヘイヘーイ!って歌っちゃう。右耳のカッティング、左耳のワウでもう完全に脳をアイドルファンクに支配されてしまう神曲。Cメロの息抜きしつつテンションは落とさない感じや、後味のいい終わり方など、無限に聴いてくれと言っているようなものではないか。個人的に2018年のAKB48の楽曲ではぶっちぎりで好きな曲でした。MVのそうじゃないだろ感はこの際置いておきましょう。

 

3位:触らぬロマンス - サクララブレター32 [無意識の色 type-D]


作曲:cAnON. 編曲:K3CP
SKE48の若手選抜(たぶん)。イントロしょっぱな、助走をつけてリフに突っ込んでいく感じがもうアガる。ていうかリフが神。安直なディスコビートじゃなくて、ハイハットの裏打ちでキレ良く仕上げているから音の跳ねが気持ち良すぎる。ハミングっぽいギミックも良い。イントロだけで永遠に踊れる気がする。2番Aメロでリズム隊だけになった中に現れるギターがどエロい。サビの入りでボーカルだけになるところもヤバい。とにかくほぼ全部ヤバい。全体的に音のキレを意識して作られているように感じます。曲について書くにあたってMVも初めて観たりしているのですが、サビのダンスもめちゃめちゃかっこよくて良いですね。大箱で見たいな。まあもうすでにこの中の7人くらいはいないのですが

 

2位:下手を打つ - NMB48 [ジャーバージャ type-B]


作曲:前迫潤哉、林武蔵 編曲:林武蔵
だいたいもうわかってきているとは思いますが、ディスコ・ファンク・シティポップあたりが僕のツボです。この曲はもう聴いた瞬間から好きでしたね。ギターのカッティング、ベースの跳ね、夜をイメージさせるようなエレピ、もう全部好きです。歌詞がめちゃくちゃ物騒なのも好き。簀巻きだのケジメだの、もはやアイドルの歌詞じゃない。完全にノワールの世界。ノワールディスコ。”名前に命 そんなタトゥーなんて流行らないよ 身元確認に便利か”っていうブラックすぎる皮肉が超好き。これをかっこよく歌えるのはNMB48しかいないですね。曲として終始テンションがほぼ一定なのですが、だからこそかっこいい。曲としてのクオリティもNMB48らしさもしっかりあって、これがシングルでも全然おかしくないくらい良い曲。

 

1位:暗闇 - STU48 [暗闇]


作曲・編曲:aokado
STU48の1stシングル。タイトルだけ見るとデビューから縁起でもないと思ったりもしましたが、実際に聴いてみると印象が全く変わりました。夜明けが来ることをどこかで確信している暗闇というか。むしろ暗闇がもう少し続いてほしいと願っているというか。ピアノ、アコギがメインの伴奏が、海と空がテーマとしてある歌詞やグループそのものを綺麗に表現していて、その中である種フォークソングのような、語るような歌い方が若さや不器用さを感じさせる、聴けば聴くほど、STU48の1stはこの曲しかありえなかったなと。本当に良い曲をもらったと思います。”夜よ 僕を詩人にするな”の一行で表現されているものの重みがすごい。もう語るのも野暮ですね。この曲に関してはもう秋元先生に完敗です。そもそも同じ土俵に立ってないけど。

 

 

ということで、無駄に長引いたひとりリクアワ2018もこれにて終了です。1位知ってたとか言わないで。ウケがよかろうとわるかろうと、自分がやってて楽しいので来年も勝手にやります。本家リクアワでしれっと入ってたり、最近は別グループの曲を大箱コンでやったりってのも多いし、良かったら興味ないグループの曲でも聴いてみてね。また来年、ぼくがオタクを辞めていなければ、お楽しみに。