ひとりリクアワ2018~2日目~

どうもこんにちは。2日目です。何日経とうが2日目です。時空が俺についてこい。
ということで40位-21位です。ちゃっちゃか行きます。この辺から「好きな曲」から「すげー好きな曲」に変わります。

 

40位:ドローンジェラシー  - 2ki [ひまわりのない世界]

ドローンジェラシー

ドローンジェラシー

  • 2ki
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

作曲・編曲:古城康行

Bメロのベースが最高すぎて白飯3杯くらいいけそう。ポップでファンキーなかわいらしい音楽に「ドローンで彼氏がほかの女と遊んでないか24時間監視中♡」という完全にヤバい歌詞をのせた最高の曲。「できるなら首輪つけたい」とか朗らかに歌うんじゃない。どう見てもヤンデレなのですが、NGT48 2期研究生のじゃんけんユニットということで、まだ少女らしい声なので全然かわいく思えてしまうのが男のダメなところ。ストーキングしててもあいつらかわいいんだよ(不謹慎)。他の女の子に妬いてしまうからドローンで監視する、という歌詞なのでひねりがないタイトルといえばそうなのですが『ドローンジェラシー』の語感めちゃくちゃ良い。センスはシンプルなものに表れる。いま考えた説です。そういえば、ドローンで監視するというと乃木坂46嫉妬の権利』MVの鈴木絢音ちゃんがめちゃ可愛かったのを思い出しました。2番なのでYoutubeでは見られません。残念。ちなみに今は航空の方の法が変わったのでもう飛ばせなくなりました

 

 

39位:その女 - 乃木坂46 [僕だけの君 ~Super Under Best]

その女

その女

  • provided courtesy of iTunes

作曲:岩崎哲也 編曲:APAZZI
ダンサブルなラテンジャズと変な歌詞に変なラップ。エンタで2人組の女芸人がこんな感じのネタやってそうなラップパート。登場する「その女(ひと)」の行動が理解のちょい上を行っているので共感性も何もない。ここまで書いててネタ曲ぽいですが、曲が良すぎる。曲が好きだから何回も聴いてたらラップも全然アリに思えてくる。むしろ好き。ラップじゃなきゃ無理。なんかもうよくわからんけど気持ちよくなってくる。APAZZI天才か。”飼ってた猫が二三日 家からいなくなったとか 嫌いだったカリフラワーが食べられるようになったとか 檸檬って漢字書ける人と絶対仲良くなれないし”という「どうでもいい話」のチョイスがちょうど良い。こっちの話は聞きもせず自分のしたい話をしたいだけして去っていく、もう本当に意味不明な女なんですけど、サビの最後にどちらの台詞かわからない”またね”という歌詞があって。散々ひどい扱いをしておいて「また会いたい」という意思表示をする「その女」だったらかわいいし、元恋人に都合よく呼び出されてくだらない話を聞かされるこの時間を楽しんでいる「僕」の台詞だとしたら、それはそれで心情的な深みが増すので、ちょっとリドルストーリー的なところがあるのかなと。もっと言えば”またね”は二回繰り返されるので、お互い”またね”と言って別れた、という解釈もできるのですが、まあそんな細かいことを考えなくても十分楽しい曲だと思うので、心を解放して謎ラップの海へ飛び込みましょう。ナゼワラーウラーウラーウ....

 

38位:片想いの入り口 - STU48 [暗闇 type-C, D]

片想いの入り口

片想いの入り口

  • provided courtesy of iTunes

作曲・編曲:飯田清澄
学校×片想いという定番のやつ。Aメロがほとんどメジャーコードなのに対して、サビのド頭がマイナーコードなのが切なげでエロい。それに加えてボーカルのメロディが飛び跳ねるような感じなので、片想い特有のちょっと不安定になる感じがにじみ出ててとても良いと思います。歌っている4人の声も特徴があって、なんともいえない世界観が出来上がっているのも好きです。
”気のせいか声が聴こえたような… 渡り廊下走っていたような…”
”教室から何が見える? カーテンがふわり舞って邪魔をしている”
みたいなピンポイントに具体的なイメージが浮かぶ、感覚的な要素が強い歌詞がところどころにあるのも、歌詞の世界観に没頭しやすい理由なのかなあと。この曲で自分がイメージする教室はなぜか電灯がついてなくて薄暗いのですが、同じ人いません? 『世界には愛しかない』の教室みたいな。なんでだろう。

 

37位:日常 - 乃木坂46 [帰り道は遠回りしたくなる type-B]


作曲・編曲:Akira Sunset、野口大志
力強い6/8の2拍子が印象的な曲ってありそうで意外と少ない。たぶん。最初に聴いたときはアンジュルムの『七転び八起き』っぽいなーと思ったのですが、こちらは少し悲壮感めいたものを含んでる感じがしますね。俯いてるようなAメロBメロとは対照的に、サビで顔を上げて自分の意思で歩き出そうとするような、ぐっとギアが入る感じが好きです。Hey!のところはめちゃくちゃ盛り上がりそうだし、間奏のダブステップも痺れる。ライブ向きの曲ですね。アンダー曲はハルジオンあたりからかっこいい系が増えているような気がします。初期のほんわか路線、中期の女々しい路線も懐かしいのですが、今のアンダーに求められている姿ってことなのでしょうか。知らんけど。
”自由とは途中下車をできること”という言い回しがかなり好きです。余談ですが人生を電車の乗り降りに例えた曲は2018年にもう一曲あります。あれかな。秋元さん、めちゃくちゃ気が重い仕事に電車で向かったりしたんかな。

 

36位:ノックをするな! - けやき坂46 [走り出す瞬間 type-A]

ノックをするな!

ノックをするな!

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作曲・編曲:APAZZI
Aメロに入るときのッタカタカタカがすき。ジャジーなピアノが印象的ですが、このピアノの空白の使い方がめちゃエロい。間奏で入ってくるシンセの音も良い。最初のパートの加藤史帆さんのザラついた”さあ帰れ”の声がめちゃくちゃかっこよくて大好きです。文字に起こしてしまえばちょいダサく見えちゃう歌詞ですが、強い語調のなかに言葉遊びみたいなフレーズがあったりして聴いててしっくりくる。”絶望とは望んでない未来が近づくこと”という部分はすごく腑に落ちたというか目から鱗というか。2018年の歌詞で一番好きな言い回しかもしれない。「ひらがなけやき=ハッピーオーラ」で、こういうかっこいい曲は漢字欅の専売特許みたいな感じだと思ってたのですが、『走り出す瞬間』のtype-Aはかっこいい曲が多いですね。でも個人的にはハッピーオーラ路線がいいなあ。

 

35位:大人の世界 - B・ラヴィエール [いきなりパンチライン type-D]
作曲・編曲:つじたかひろ
Darkness』とかそうなんですけど、SKE48のこういう曲が大好きです。なんというか、夜っぽい曲ではあるんですけど、どちらかといえば夜明け前みたいな。かっこいいんですが、どこかあたたかみがあって、聴いててちょっと勇気が出てくるんですよね。大人選抜だから独特の落ち着きがあるのも良い。最近こういう曲がSKE48になかったので嬉しいです。ちなみに、ユニット名の「ラヴィエール」は、Lavie(人生)とLumiere(輝く)をあわせた「輝く人生」という意味のフランス語らしいです。Bはちょっとよくわかりません。

 

34位:おいで夏の境界線 - けやき坂46 [走り出す瞬間 type-B]

おいで夏の境界線

おいで夏の境界線

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作曲:中山聡、足立優 編曲:板垣祐介
けやき坂46 1期生の楽曲。サビの「おいで」がめちゃくちゃクセになる。好きなアイドルに「おいで」って言われたすぎませんか…。「この夏で友達と恋人の境界線を超えてしまいたい」という意味のタイトルでしょうか。歌詞中の『もう来年は卒業だから』というワードが「今がずっと続いてほしいけど、もう時間はたくさん残されているわけじゃない」という意味を忍ばせていて、オタク目線でもグッとくる歌詞だなあと。乃木坂46でいう『ガールズルール』的なめちゃくちゃコンサート向きの夏曲ですね。ていうか水着で二人で海に来るくらいなんだからもう付き合ってるようなもんでしょ。何を躊躇ってんだリア充この野郎。馬鹿野郎。

 

33位:ペダルと車輪と来た道と - STU48 [ジャーバージャ type-A, B, C, 劇場盤]
作曲:GRP 編曲:野中”まさ”雄一
ストレートなロック調の曲がSTU48の楽曲にほとんどなかったので、貴重なコンサート用楽曲でもあります。AメロBメロとサビとの音程差がオクターブくらいあるので、サビの爆発力とパワフルさをかなり感じますね。変なギミックを入れないシンプルなつくりなのが、新しいグループとしての若々しさを感じて良いと思います。逆にシングルとして出すとちょっとパンチが弱い部分はあるので、日本中のオタクが聴く本店カップリングに収録したのは大正解だと思います。”足を止めた分だけチャンスが遠ざかる”と歌っていますが、同じSTU48の『非全力』では”ずっと全力でなんか走れない””少しだけ休ませてくれ”と歌っているので「都合いいなおい!」などと思ったりしています。まあどちらも良い曲だし好きなんですけど。

 

32位:I'm out - 欅坂46 [アンビバレント type-A]

I'm out

I'm out

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作曲・編曲:湊貴大
全体的にメロディがエモい。自分が欅坂46に求めているのってこういう曲・詞なんですよね…ディストピア的な社会のなかで自分らしく生きるために傷つき傷つける、みたいな、そういう形での和を乱す世界観であってほしい。『語るなら未来を…』のように口調は厳しいけど血が通った人間の言葉というのも好き。ところで、間奏でカメラのシャッター音がサンプリングされているのにはどういう意味があるんだろう。監視社会的なニュアンスだったらもうどストライクです。作曲・編曲は湊貴大さん。秋元グループ楽曲は初提供の方ですが、『RIP=RELEASE』『magnet』などボカロ界隈では有名な方らしい。そっち方面には疎いのでコメントは差し控えさせていただきます。

 

31位:地球が丸いなら - 乃木坂46 [ジコチューで行こう! type-D]


作曲・編曲:山下孝之
齋藤飛鳥さん、大園桃子さん、与田祐希さんのユニット曲。三人とも声が違っていて、三人ともかわいい声なのが最高。海と潮の流れと人生観と、ちょっと哲学的な歌詞ですが、サウンド的には個人的に宇宙っぽく感じます。無重力の等速直線運動で、いつか誰かに出会えるのを待っているみたいな。能天気なカーズみたいな。違うけど。サビの転調が少し強引というか、第一音の接続がちょっと食い違ってるような気がしなくもないですが、直前のピアノの音がすごく美しくて、曲全体を通して浮遊感に没頭できる良曲です。歌詞の話をすると、”運命論者じゃあるまいし”というところとその歌い方めちゃくちゃ好きです。達観しているような、ちょっと生意気な感じがかわいらしい。その部分のコード進行とピアノの音もたまらないですね。作曲・編曲は山下孝之さんという方で、グループへの楽曲提供は初。江ノ電のテーマソングを作曲された方らしいですが、奇しくもMVのロケ地も江ノ電。謎の江ノ電推し。そのMVですが、ヤバい。マジでヤバい。かわいすぎる。カワイイのオラオララッシュです。一生見てられる。

 

30位:線香花火が消えるまで - けやき坂46 [走り出す瞬間 type-A]

線香花火が消えるまで

線香花火が消えるまで

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作曲・編曲:山本加津彦
金村美玖さん、富田鈴花さん、松田好花さんの三人によるスウィング風の超クールな楽曲。こんなにしっかりスウィングジャズしてる曲はかなり貴重ではないでしょうか。二拍子のベースがめちゃくちゃ気持ちいい。Aメロの音程がかなり低くて重みを感じるところや、メリハリの効いたサビの伴奏、落ちサビのハミングから転調して大サビという鳥肌モノの流れも、いろんな要素が組み合わさって情緒的な世界観を作り上げてるなと思います。曲の終わり方なんか特に、線香花火が落ちて消えて、二人きりだった空間が暗闇に包まれて。最後の花火が消えてしまったら、それが二人の夏の終わりで。みたいな。音楽性も高いし曲としても完成度が高いし、もうほんとにすごいよこの曲。作曲・編曲の山本加津彦さんは他に『誕生日TANGO』『ショパンの嘘つき』なども担当されています。曲がガチ。音楽方面にガチ。


29位:ゼンマイ仕掛けの夢 - ゆいちゃんず [ガラスを割れ! type-C]


作曲:山本加津彦 編曲:野中”まさ”雄一
渋谷川』『ボブディランは返さない』『チューニング』『1行だけのエアメール』に続くゆいちゃんず楽曲5曲目。今泉佑唯さんが卒業してしまったのでこれが最後のゆいちゃんず楽曲になります。ゆいちゃんずの楽曲はレトロなフォークソングが多くて、欅坂46のifストーリーみたいな感じがすごく好きでした。夢を叶えるために上京して離れ離れになってしまった二人についての歌詞ですが、「僕」は結局挫折して、どんどんダメになってしまう。もう自分のことは忘れて、「君」は故郷で幸せに暮らしてくれ、という古き良き昭和のドラマみたいなストーリー。LINEじゃなくてメールなのもポイントです。何度も歌われる”忘れてください 僕なんか”が本当に切ない。「挫折して夢を追うことをやめてしまった」という状態を”ゼンマイが切れた”という言葉だけで表現しているところはさすがだと思います。

 

28位:クサイモノだらけ - AKB48 [僕たちは、あの日の夜明けを知っている type-B]

クサイモノだらけ

クサイモノだらけ

  • provided courtesy of iTunes

作曲:Dkeji 編曲:野中”まさ”雄一
ジャジーなベースとピアノでもうやられる。山本彩柏木由紀横山由依という高火力ユニット。クズ男との恋愛がテーマの歌詞ですが、このかっこよさはベテラン大人メンバーだからこそでしょう。「ダメな恋愛」モノってジャズアレンジになりがちな48あるある。『だけど本当はまだ愛してるんだよね…』みたいなグズグズしたワードは出てこず、終始ドライなのもかっこいいですよね。編曲は(いつもの)野中”まさ”雄一さんですが、作曲はDkejiさんという方。初提供の方ですが、調べても情報が全く出てこない。一体何者なんだ…。

 

27位:あんなに好きだったのに… - 乃木坂46 [ジコチューで行こう! 通常盤]

あんなに好きだったのに…

あんなに好きだったのに…

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作曲・編曲:木下めろん
タイトルを最初に見たときは、というか実際に聴いてみてもサビに入るまでは失恋とか別れる系の歌かなと思っていたのですが、実は「あんなに君を好きだったのに、知らなかった一面を知ってしまって、もっと好きになってしまった」という誰も不幸にならない歌詞でした。良かった良かった。真面目な優等生っぽくて守ってあげたくなるタイプだと思っていたのに、教室の窓から紙飛行機を飛ばしてみたり、クラスメイトを殴る暴力教師に教科書を投げつけたりと、めちゃくちゃロックな女子だったという話。「君」のキャラクター設定が映画チックというか、マイナーコード主体で綺麗なロック調の曲と相まって独特のドラマ感を感じるので好きです。サビ頭のコードがG→EmじゃなくてEm→Gなのがエモい。『もっと真面目だろうなんて…』のところの進行もエロい。ギターソロのピッキングハーモニクスも気持ちよくて好きです。

 

26位:ごめんね、好きになっちゃって… - AKB48 [僕たちは、あの日の夜明けを知っている 劇場盤]

作曲:杉山勝彦 編曲:杉山勝彦、三谷秀甫、谷地学
タイトルから暗い曲っぽい印象を受けますが、ファンキーなお祭りソングです。各グループの若手エースを集めたユニットだし、サビの歌い方なんかもそうですが、完全に『法定速度と優越感』を意識しているとしか思えない。あっちは横健介さん作曲・編曲なので全然関係ないはずなのですが。主張強めのコーラスといい、サビの導入の強さといい、しっかり分厚くつくられてる曲という印象です。やっぱりアイドル曲はたのしくあるべきだな。とくに若手選抜系の曲は良い曲が多くて素晴らしい、若いっていいね。

 

25位:ロマンティックなサヨナラ - NMB48 アンダーガールズ [僕だって泣いちゃうよ]

作曲・編曲:福田貴訓
教科書に載るレベルの王道シティポップ。山下達郎とか間宮貴子の曲のカバーですと言われたらちょっと信じちゃう。世界中で80年代シティポップのブームが来ているので逆に最先端とも言えますね。レトロな曲調もそうですが、今より文明が進んでなくて煩悩の種類が少なかった時代だからこそ、今よりも感情や恋愛に対して真摯だったのではないかな、という勝手なイメージがあるので、なおさらシティポップに惹かれているのかもしれません。こういうリバイバル的な楽曲を新曲として出せてしまうのがメジャーアイドルの強みだと思うので、これからも定期的に出してほしいです。よろしくお願いします。

 

24位:阪急電車 - NMB48 team N [欲望者 type-A]


作曲・編曲:中山英二
前述のゆいちゃんず楽曲のような哀愁漂うフォークソング。こういう楽曲はNMB48に、というか大阪という街にすごく似合うなあと。都会だけど下町的というか、ちょっと煤けているような感じというか。大阪の人ほんとすいません。淀川に沈めないで。シティポップのときも言いましたが、こういう「昔流行った懐かしい音楽」をさりげなくやれるのってメジャーアイドルだからこそだと思うんですよね。結果的にそれが日本の音楽的財産の保存につながればそれだけで音楽文化にアイドルが貢献していることになると思うんですよね、みたいなとこまではさすがに考えてはいません。曲だけじゃなく歌詞もすごく良い。夢を語る彼が好きだったから、”叶わないことを知っていたのに”止めたりできなかったんでしょうね。たぶん付き合っても告白すらもしてないんじゃないかなあ。一番最初の歌詞 ”このドア近くにいつも立って 窓の外見ながら夢を語ってたね”の伏線を、一番最後の歌詞 ”夢はどの駅で降りたのか 一人ドアのそば”で回収しているのはもはや美しい。MVの2番サビで山本彩さん・山本彩加さんの二人が踊ってるシーンがめちゃくちゃ好きです。

 

23位:反省ソーダ - 新潟GENKI [春はどこから来るのか? CD盤]

反省ソーダ

反省ソーダ

  • NGT48
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

作曲:伊藤俊吾 編曲:小幡康裕
この曲めちゃくちゃ好きなんですけど!!!! チャラン・ポ・ランタンみたいなフランス歌謡曲っぽい雰囲気で、かわいさとポップさの中に毒があるというか。ディスコティックなオクターブ奏法のベース、サビの「フー↗フー↗」が強烈に世界観を作り出してる。歌詞もに悪女とはいかないまでも、ビッc悪魔のような女が登場するのですが、本当に毒が強烈すぎて癖になるというか、こういう悪い女にいいようにされてしまう男の気持ちが分かりますねこれは。”誰と寝たって浮気したって過去がどうだって僕は呆れたりしない”って、なかなか大胆な歌詞。センターは二人、荻野由佳さんと、中井りかさん(やっぱり)。ぶっちゃけ僕は中井りかさん大嫌いなんですが、この歌を歌えるのはこの人しかいない。『抱いてやっちゃ桜木町』もそうですが、中井りかセンター曲はなぜかツボに入るという。大嫌いなのに。悔しい。

 

22位:ぼっちでスキップ - 名前呼ばれ隊 [無意識の色 type-C]


作曲・編曲:吉田ゐさお
冒頭からとてもよく知ってる声が聴こえてきて毎回笑っちゃう。無機質のようでどことなく人の体温を感じる不思議なテクノポップ。転調もなく、ずっと四つ打ちのバスドラが鳴っているのですが、サビで一気にスピードに乗る感じが気持ちいい。感情的だったりネガティブなワードが出てこず、曲が終始一定のリズムで続くというあたりが、無機質かつ暖かさを感じる要素なのかなあと。2番のAメロでアコーディオン?鍵盤ハーモニカ?が入ってくるところがめちゃくちゃ好きです。MVの馬のカットが謎すぎるしユニット名は最低ですが、メリハリの効かせ方がめちゃくちゃ上手で、いわゆる”エモい”曲を動的とするならば、こちらは静的なエモといえばいいのかな。本当に良い曲。センターおめでとう。

 

21位:Parting shot - SKE48 teamS [いきなりパンチライン type-A]


作曲:櫻井真一 編曲:野中”まさ”雄一
イントロのベースからのギターが超かっけえ。『クロス』を彷彿とさせるSKE48らしい、というかチームSらしいロック曲。いわゆるアイドルロックなので音楽性を語るのは難しいのですが、このオーソドックスさがなぜかめちゃくちゃツボに入りました。理屈じゃなく感情なんです。ちなみにタイトルのParting shotとは「捨て台詞」という意味らしいです。勉強になりました。MVもかっこいいので見て。

 

 

ということで40位-21位でした。この20曲だけでもめちゃくちゃ好きなんですが、まだあるんですよね。2018年やばい。2月は忙しくて次はすぐには更新できないので、「あの曲入ってなくない?来るかな?」みたいな感じで待っていただけるとこちらとしても待たせ甲斐があります(早く書け)